Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ版のススメ
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Ubuntuの種類

当サイトでは、

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ 日本語Remix版

の使用について解説していますが、ここでは、その他のUbuntuを含めたラインナップを紹介します。

Ubuntuの一つの特徴は、販売状況と収益をにらみながら次期バージョンのリリースを執り行う商用のオペレーティングシステムや、開発の進捗に応じて不定期にバージョンアップを行いがちなその他のLinuxディストリビューションと違い、かなり厳密なスケジュールを守ってバージョンアップが行われていることにあります。

Ubuntuにはパソコンとして使用してもらうことが前提の デスクトップ版 および ノートブック版 と、サーバー構築用に最適化された サーバー版 があります。

またそれぞれは、最新の技術を盛り込んでおよそ半年ごとにリリースされますが (通常版) デスクトップ版とサーバー版には長期間の安定稼働を目的として2年ごとにリリースされる LTS版 があります。

当サイトでは Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ について紹介していますが、ここでは各々のUbuntuについて簡単に説明します。

Ubuntu (通常版) デスクトップ版・ノートブック版

半年ごとにリリースされ、サポート期間はリリースから1年半です。

長期サポートの LTS版 に対比する呼び名はありませんから、LTS版と断りがないときは通常版を指すのが普通です。ただ、LTS版と同じバージョン番号は付きませんから、バージョン番号で区別することはできます。

なおデスクトップ版については、オリジナルパッケージの日本語の内容を修正した日本語Remix版が、 Home | Ubuntu Japanese Team よりリリースされています(下記参照)。

ノートブック版は、画面サイズの小さなネットブックでも使用できるように調整されたもので、「ノートパソコンの場合はこちらを使いなさい」という意味のものではありません。

画面サイズが1024×768 pixel以上の普通のノートパソコンであればデスクトップ版を選択するのがベターです。

Ubuntu (通常版) サーバー版

原則として通常版デスクトップと同じタイミング(半年ごと)でリリースされ、サポート期間も同じく1年半です。

デスクトップ版と違って、原則としてGUIのデスクトップ画面は提供されず、インストール作業もコマンド画面で行うことになります。

Ubunntuサーバー版の操作画面
Ubunntuサーバー版の操作画面

インターネット、イントラネットで汎用されるプログラムパッケージがセットされていて、公開サーバーやLAN環境のファイルサーバーなどを構築することができます。

Ubuntu LTS デスクトップ版

コンセプトは(通常版)と同じですが、リリースは2年ごと、サポートはリリースから3年となっていますから、安定な環境でじっくりと実用に供したい場合はこちらを選択するのがベターです。 また、LTSデスクトップ版は、オリジナルパッケージの日本語の内容を修正した日本語Remix版が、 Home | Ubuntu Japanese Team よりリリースされており、本サイトはLTSのバージョン10.04 日本語Remix版の解説となります(下記参照)。

Ubuntu LST サーバー版

原則としてLTSデスクトップと同じタイミング(2年ごと)にリリースされ、サポートはリリースから5年に及びます。

最新のソリューションへのチャレンジを行う必要のない、実稼働重視のサーバーを構築する場合は、(通常版)よりもこちらを選択するのがベターです。

Ubuntu 日本語Remix版

Ubuntuの日本語による情報提供サイトである、

Home | Ubuntu Japanese Team

が提供する、日本語に最適化されたUbuntuです。

ノートブック版とサーバー版は提供されず、デスクトップ(通常版)とデスクトップLTS版での提供となります。当サイトの解説はこちらから提供される、

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ 日本語Remix版

に関するものとなります。

またLTS日本語Remix版では、仮想プラットフォームである VirtualBox および VMware 用のハードディスクイメージも準備されていますので、これらの仮想環境アプリケーションで手っ取り早くUbuntuを使用されたい方はこちらを使う方法もあります。

Ubunntuのリリースとサポート期間
Ubunntuのリリースとサポート期間

ちなみにUbuntuのバージョン番号の付け方は、

"リリースされた西暦年"."月"."開発バージョン番号"

となっていますから、Ubuntuの種類とバージョン番号さえ解ればリリース年月とサポート期間がすぐにわかるようになっています。

LTS版のススメ

LTSとは "Long Term Support(長期サポート)" の略です。

Ubuntuに限らず、オープンソースであるLinuxのオペレーティングシステムは、メーカーの人間だけで独自に開発してゆくものではなく、ディストリビューター(配布者)とユーザーが共同で評価・開発してゆくのが普通の姿です。

Ubuntu(通常版)の半年ごとのリリース、1年半でサポート終了という恐ろしく早いスケジュールは、先端のテクノロジをいち早く体感し、Ubuntuの開発に参加したいユーザーのためのものであって、実用の安定したオペレーティングシステムを求める一般ユーザーにはLTS版がふさわしい、というのが筆者の考え方です。

また、目まぐるしく新規バージョンがリリースされる通常版では、インターネット上の情報が十分にまとまる暇がないため、まとまった情報が得られにくいという欠点があります。 しかしLTS版は少なくともリリースから2年は最新版であり続けることが保証されているため、インターネット上の技術情報も蓄積しやすく、書籍としてもまとめられて販売されてますので教材は豊富です。

オペレーティングシステムは、あくまでアプリケーションを動かすためのプラットフォームであり、開発に参加する技量や意思がなければ、長期にわたって安心して使えるものを選択すべきではないかと思います。

なお、Ubutuの入手方法については

【Ubuntuの入手方法】

をご覧ください。

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