Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ版のススメ
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使えなくてもかまわないWindowsパソコンがあれば、クリーンインストールがお勧め!

それまで使用してたWindowsなどのオペレーティングシステムを、「もう必要なし!」と割り切ることができるのであれば、パソコンの中のWindowsを Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ にそっくり入れ替える クリーンインストール がベターです。

とはいえ、WindowsにはWindowsならでは利点もたくさんあって、Windowsでしか使えないアプリケーションもあるでしょうし、せっかくお金を払ったWindowsをきっぱり捨ててしまうのももったいない話ではあります。

しかしながら、新しいWindowsパソコンに買い換えた際に、

「まだ使えるのだけどもう使っていない、捨てるには惜しいWindowsパソコン。」

が自宅に転がっているのであれば、もうそのWindowsを消してしまってももったいないとは思わないはずです。パソコンの中にあったデータも、既に新しいパソコンに移してしまっているでしょうし。

こういう「お蔵入り」パソコンをお持ちの方は結構たくさんいらっしゃると思いますが、こういうケースでは迷わずクリーンインストールをお勧めします。

売れ筋の容量のハードディスクでしたら、バルク品であれば\3,000〜\6,000くらいで入手できます。

ハードディスクは規格品ですから何かと使いまわしが利きますから、買っておいて損はしないでしょう。

ただこういうパソコンの場合、恐らく数年程度はWindowsパソコンとして現役で使われてきたわけですから、ハードウェアもそれなりに「へたって」いるかもしれません。特に品質に当たり外れのある ハードディスク は、音や振動が多くなっていたり、実際には内部で読み書きエラーが頻繁に起こっていて信頼性は落ちてきている可能性があります。

これから Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ をインストールしようとするパソコンに、新品だった頃に比べて「ハードディスクのアクセス音がガリガリとうるさくなった」、「非常識なほど起動が遅くなった」などの症状が見られるようでしたら、思い切って新しいハードディスクを一台購入して入れ替え、そのハードディスクにクリーンインストールをする、という選択肢を考慮すべきかもしれません。

デュアルブートインストールとは

その逆、つまり Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ がインストールしてあるパソコンにWindowsをインストールしてデュアルブート環境を構築するのは結構面倒です。

Windowsは、インストールしようとしているものと同じか、それより古いWindowsがインストールしてある場合にのみデュアルブート環境が自動構築可能で、ましてLinuxディストリビューションと共存するようなデュアルブートインストールは自動構築できないようになっています。

明らかに商業主義のなせる仕様ですね。

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ は、すでにWindowsがインストールされているパソコンのWindowsを残したまま追加インストールをすることが可能で、これを一般的に マルチブートインストール と呼び、OSが二種類の場合は デュアルブートインストール と呼びます。

つまり一台のパソコンに2種類のオペレーティングシステムを一緒にインストールするわけです。

もちろん Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ とWindowsが同時に二種類使えるわけではありません。

デュアルブートインストール環境では、パソコンを起動するときにオペレーティングシステムの選択メニューが表示され、起動したいほうを選択をする、という使い方になります。

パソコン起動時のUbuntu 10.04 LTS デスクトップとWindwsXP Proのデュアルブートメニュー
パソコン起動時のUbuntu 10.04 LTS デスクトップとWindwsXP Proのデュアルブートメニュー

つまり Windows の使用中は Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ を使用することはできず、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ を使用したいときはWindowsを再起動して起動メニューから Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ を選択して起動する、という具合になります。

二つのオペレーティングシステムを同時に使えないのはある意味不便ではありますから、先に述べたように、別にもう一台 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ 専用のパソコンが準備できるのあれば、そのほうが格段に使い勝手は良くなります。

しかし、お手持ちのパソコンが一台しかないのであれば致し方ありません。

もちろん両者を並行して使うのではなく、普段は Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ を、必要になったときにWindowsを、という使い方をするのであれば、それほど不便ではありませんから、愛用のパソコン一台でWindowsからUbuntuに鞍替えしてゆく、という目標があればこの方法はお勧めです。

デュアルブートインストールを行う場合もうひとつ考えておくべきことは、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ のシステムをインストールするのに必要なハードディスク容量の確保です。

そのパソコンが複数のハードディスクを格納することが可能な仕様であれば、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ 専用のハードディスクを追加するのが確実です。

パソコンに内蔵するタイプではなく、USB接続などの外付けハードディスクにインストールすることもできますが、快適さや信頼性の面からあまりお勧めはできません。

というわけで、もしもパソコンがコンパクトデスクトップ型、ノート型のように、ハードディスクが一台しか内蔵できないタイプであれば、既にWindowsで使用中のそのハードディスクの領域の一部を Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ 用に使用してデュアルブート環境を構築するのがベターです。

「試しにインストールしてみる」、ということであれば 6GB 程度の容量であれば十分ですが、本格的に Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ を利用するのであれば最低 10GB 、映像などを扱うのであればそれ以上の容量は確保しておきたいところです。

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ は、Windowsで標準で使用される領域フォーマット形式 "NTFS" "FAT32" ではなく、 "ext4" を標準で使用しますから、現在Windowsで使用している領域とは別の領域を準備しなくてはなりません。

とはいえ、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ のインストーラは、ハードディスク上の未使用の部分に専用のext4領域を作るだけではなく、既にWindowsで使用している領域を縮小して新たなext4領域を作るという便利な機能を持っています。

従ってインストールにあたっては、パーティション構造などを難しく考える必要はなく、最低限 「使っていないハードディスクの空き容量が10GB以上」 あることを確認しておくだけでOKです。

具体的な領域の確保方法については、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ のインストールのセクションで解説します。

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