Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ版のススメ
ブートメニューのカスタマイズ   パネルのカスタマイズ〜レイアウト   パネルのカスタマイズ〜アプレット   パネルのカスタマイズ〜デザイン  

デスクトップ環境"GNOMEパネル"について

Windowsの操作画面は、Windowsの各機能を効率的に呼び出して操作できるように工夫された、Windows専用のデスクトッププログラム "explorer.exe" がその実体プログラムです。

"explorer.exe"はもちろんマイクロソフト社がWindows専用に開発したもので、Windowsを使う以上は他に選択肢はありません。

一方オープンソースのオペレーティングシステムの操作画面については、オペレーティングシステムのディストリビューターが専用に開発したものを提供することは稀で、普通は他のディストリビューターが開発したデスクトップ環境が転用されます。

現在オープンソースで最もよく用いられているデスクトップ環境は GNOMEプロジェクト が配布している GNOME と、 KDEプロジェクト が配布している KDE の二種類です。

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ ではどちらでも使用することが可能ですが、デフォルトでは GNOMEパネル2.30 のとその周辺プログラムがインストールされ、特別な設定は不要で使用できるように初期設定されています。

2011年4月には、レイアウトを一新した GNOME シェル3.0 がリリースされ、新しいバージョンのUbuntuではこれが標準装備される予定になっています。

GNOMEパネル2.30 は、初期状態で上部パネルに各種メニュー、下部パネルに起動アプリケーションの表示とゴミ箱などが配置レされ、イメージとしてはWindowsのタスクバーを上下に分離したものになっています。

以下に Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ の初期状態の GNOMEパネル2.30 を示します。

Ubuntu 10.04 LTS デスクトップの初期状態のGNOMEパネル2.30
Ubuntu 10.04 LTS デスクトップの初期状態のGNOMEパネル2.30

Windowsのタスクバーは通常下端に一本で、その左端と右端にはスタートメニューとタスクトレイが固定的に配置されていますが、GNOMEパネルにはオペレーティングシステムを操作するための固定的な機能は与えられておらず、 「任意の位置のに配置できるアプレットの登録バー」 に過ぎません。

つまり、上に示すレイアウトは一般的に良く使用される機能やアプレットを Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ がお仕着せで並べただけに過ぎませんので、自由に追加したり削除したりできます。

パネルへの機能やアプレットの具体的な登録については、 【パネルのカスタマイズ〜アプレット】 を参考にしてください。

パネルの追加、削除、移動について

GNOMEのパネルの空いている部分を右クリックして 「新しいパネル(N)」 を選ぶと新しいパネルが追加されます。

GNOMEパネルの追加
GNOMEパネルの追加

パネルは好きな位置に追加することはできず、上→下→右→左→上(二段目)→上(三段目)の順に追加されるようになっています。

ただ、追加されたパネルはマウスカーソルをパネル上に合わせ、 alt キーを押しながらマウスを左クリックしながらドラッグすると上下左右の好きな位置に移動することができます。

GNOMEパネルを削除するには、パネルの空いている部分を右クリックして 「このパネルを削除する(D)」 を選択します。

GNOMEパネルの削除
GNOMEパネルの削除

パネルを削除すると、そのパネル上のアプレットも同時に削除されてしまいますから、削除するときはパネル上に必須のアプレットが残っていないことを確認してから行うようにしてください。

GNOMEパネルの表示設定について

GNOMEパネルの表示方法を変更するには、パネルの空いている部分を右クリックして 「プロパティ(P)」 を選択します。

GNOMEパネルのプロパティを開く
GNOMEパネルのプロパティ
GNOMEパネルのプロパティ

Ubuntuに限らず、外国語圏で作られたディストリビューションの日本語ローカライズ版は、直感的に「おや?」と思うような翻訳がなされている場合がありますので、日本語的にストレートに解釈しようとすると混乱することがあります。

慣れてくると微苦笑できるようになって楽しいところではありますけど。

向き(O)

日本語的に正確に言うと「パネルの向き」ではなく「パネルの場所」という意味になります。上下左右をここで選択すると、パネルの場所を変更できます。

先に説明した alt +マウスドラッグによるパネルの移動と役割は同じです。

サイズ(S)

パネルの幅を設定します。デフォルトは24ピクセルです。ここを変更するとパネルの幅を変更することができますが、パネル上にはここで設定された幅に応じて拡大・縮小するアイコンと、固定サイズのアイコンが混在していて、幅を広げすぎると全体デザインが崩れてしまいますので注意してください。

広げる(X)

パネルをデスクトップの幅いっぱいに広げるか、パネル上にレイアウトされたアプレットの幅の分だけで中央に寄せるかの選択です。

GNOMEパネルのプロパティ「広げる(X)」
GNOMEパネルのプロパティ「広げる(X)」

自動的に隠す(A)

チェックすると、パネルを使用していないときに自動的に画面外に格納します。

隠すボタンを表示する(B)

チェックすると、パネルの両端にパネルを格納するためのボタンを表示します。「隠すボタンに矢印をつける(W)」のチェックを外すとボタンの上の矢印を消すことができます。

GNOMEパネルのプロパティ「隠すボタンを表示する(B)」
GNOMEパネルのプロパティ「隠すボタンを表示する(B)」

「パネルのプロパティ」 では 背景 タブを選択すると、パネルのバックグラウンドの色などを変更することができます。

しかしここで部分的なデザインの変更を行ってしまうと、全体のデザインを変更したときにバランスが崩れてしまうため、ここの部分の修正は行わないほうがいいでしょう。

全体のデザインの変更については、

【パネルのカスタマイズ〜デザイン】

を参考にしてください、

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